常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

アブラゼミとの対面

今回はほぼ同じ目線の高さで見つけたアブラゼミ。あまりの懐かしさで思わず録りました。子供の頃に戻ったような気持ちになりました。今回のコロナ禍は日常生活を大いに狂わせてしまっていますが、その分今まで気が付かなかった自然が身近になったように感じ…

モミジの花

コロナ禍で今まで以上に自然に接する機会が増えた。特にモミジの新緑は美しい。「モミジと言えば紅葉」と相場は決まっているが、5月に入るとピンク色の可愛い花が咲かせているのには驚きだ。70年以上もの人生を生きて来て何度もモミジを眺めて来たのに、…

利便性と危険性

私は以前このブログで『利便性と危険性は正の相関関係にある』ことについて書いた。今回問題となったLINEの問題は正に当てはまる。現代の社会はすべてがより快適な方へ、より便利な方へと向かっているが、そこには常に快適で便利になった分だけ危険性が高ま…

正しいマスクの着用について③

16日に行われた大学入学共通テストで49歳の受験生の男が鼻を出してマスクをしているのを監督者に再三に亘って注意をされたにも関わらず従わなかったため失格となったなり、その後トイレに閉じこもって逮捕されたとの報道があった。 マスクを着用する意味は…

断続的断食による健康法

私は20歳になった年に10日間の断食をしたことがある。特に理由があった訳ではないが、当時ヨガに興味を持っていた事もあり成人になった記念にと思って奈良の生駒山にある断食療養所に入って行った。 修養所での最初の3日間は少しずつ食事の量を減らしながら…

正しいマスクの着用について②

前回、「鼻を出したマスクの着用は全く意味がない」 事を書いた。通常私たちは鼻で呼吸をしているのでその事を考えれば当たり前の事である。しかし、実際は町で出会う人を見ていると結構頻繁に目に付く。 さらに、驚く事にクシャミをする時に周りの人に関係…

正しいマスクの着用について

本格的な冬の寒さが近づきつつある中でコロナ禍の第3波が心配されているが、マスクの効用について考えてみた。 私たち日本人は冬になるとマスクを着用することが当たり前のように育って来たので、欧米人に比べてマスクの着用に抵抗はない。実際テレビで欧米…

新型コロナウイルス後の社会構造変化

今年に入ってから始まった新型コロナウイルス問題は私たちの社会構造に大きな変化をもたらしている。今まであまり聞かなかった「リモートワーク」や「ステイ・ホーム」、「ウーバーイーツ」などの言葉が毎日当たり前のように使用されている。こうした新しい…

緊急事態宣言と階段利用者数の関係

私は緊急事態宣言中の4月22日のブログで、「日課にしているマンションの階段の昇降中に今まで一度も経験したことがない同じマンションの住人に出くわすことが多くなった」と書いたが、その後どうなったのかについて述べたい。 残念ながら、答えは「以前の状…

記憶に残る中南米の国③:南北アメリカ大陸の間に浮かぶカリブ海諸島

カリブ海には数十の小さな島々があるが、比較的大きくて良く知られたキューバ(スペイン語圏)、ジャマイカ(英語圏)、ハイチ(フランス語圏)、ドミニカ共和国(スペイン語圏)、プエルトリコ(アメリカ合衆国領)などの他に西インド諸島と呼ばれる小さな…

記憶に残る中南米の国②:アマゾン川中流にある都市マナウス市

マナウス市はアマゾン熱帯雨林地帯のほぼ中央部にあり、人口200万人の都市である。他のブラジルの都市と違い、マナウス市は非課税で電化製品などが購入できる特典があるため、ブラジル全土から消費財のショッピングのために多くの観光客が訪れている。 この…

記憶に残る中南米の国①:世界最高地にある国際空港

毎日がコロナで明けコロナで暮れる日々が続いているので、今回から話題を変えてしばらくの間、現役時代に30年近く海外駐在員として仕事をしてきた中で経験した記憶に残っている思い出について書いてみたい。 南米大陸の中間辺りにボリビアという国がある。…

階段降りの健康効果

先に日頃から階段の昇降を続けることの健康効果について述べたが、今日は特に階段の降りの健康効果について述べたい。 階段の降りは昇りに比べて運動効果は少ないように思われがちだが、実際には降りは昇りでは得られない大切な健康効果がある。それはバラン…

最近階段利用者が増えている??

私は現在マンションの14階に住んでいる。2006年にアメリカから帰国以来このマンションに住んでいるが、毎日1回は運動のため昇降を繰り返してきたのですでに14年になる。その間、マンションの住人に階段で出会うことはただの1度もなかった。 14階…

こんな時は「感動的で面白くて泣ける映画」が見たい!!

「不用不急の外出は出来るだけ避けよう!」と自宅で過ごす時間が増えている。今はほとんどの人々がこのような生活を強いられている。当然のことながら、このような生活を長期間続けていると精神的にだんだん参ってくる。これは私だけでなく日本国すべての人…

太極拳があって良かった

最近の新型コロナウイルスの問題が発生してからすべての太極拳教室が閉鎖となり、日常の生活のリズムが壊れてしまい、精神的にも重苦しい気持ちの中で毎日を送っている。 日本だけでなく世界中の人々が同じ気持ちでいるのだろう。一日でも早くこの問題が解決…

「呼吸」とは人生そのもの?

呼吸とは吐いて(呼気)、吸う(吸気)と書く。私たちは生まれてきた時母親の子宮の羊水を吐き出して生まれ、最期に息を引き取って死を迎えるという。私たちの人生は正に呼吸という字の通り吐いてスタートし、吸って終わるといえる。 しかしながら、私たちは…

「(トリニクって何の肉!?)、平成世代は国際化世代?」

毎週火曜日の夜朝日テレビ系で放送されている人気番組で私も毎回楽しみに見ている。平成生まれの男女が表題のような質問に答える番組だが、回答者の中にはびっくりするような珍回答をする人がおり驚かされる。しかし、私がそれ以上に驚いたことは自分の珍回…

70歳のたしなみ

坂東真理子氏の表題の本を読んでいる。同じ年代の人間として大変心打たれる。そんな中で特に私の関心を引いたのが、68歳で大学院に入学した男性学生について書かれた章である。 私も定年退職を間近にしていた頃、定年後の人生をどう生きるか悩んだ末、2006年…

人生100年時代②

昨年12月に同じ表題で書いたが、もう一度取り上げたい。 6月14-16日までの3日間パシフィコ横浜で第19回日本抗加齢医学会総会が開催されていた。この総会は会員数が8000名を超える非常に大きな学会であり、アンチエイジングに関する多面的な課題についての最…

ファッション性と美的感覚

私は若い時からジーンズという物を着用したことがない。と言うよりも、むしろ敬遠してきた。その理由としては単純に自分の感性には合わない物だと思っているからだ。 特に最近の若者が着用しているジーンズは全く目を覆いたくなる。膝などのあたりを故意に引…

新年に当たって感じていること

新年を迎え1月生まれの私は73歳になった。自分では60代とあまり変わりないと思っていても体の内部では確実に年輪を重ねているようだ。高齢になると残念ながら体内ホルモンの分泌が衰えてしまうため、皮膚の艶もなくなり頭髪も薄く白髪が増えてきてしまう。…

人生100年時代

最近は「人生100年時代」という言葉を良く見聞きすることが多くなった。これはイギリスのグラットン教授の「THE 100-YEAR LIFE」というタイトルの本に由来すると言われている。この書物の中で教授は2007年生まれの子供の寿命が日本及び欧米の各国で100歳を超…

こまめに動かす事が健康維持の基本

『定期的に適度な運動をすることは健康維持のためにはもちろん大切なことだが、日頃からこまめに体を動かすことが大変重要なことで、長時間座った状態を続けていると、心疾患、糖尿病そしてガンのリスクが高まることが分かってきた。』 以上はアメリカがん協…

骨折り損の健康儲け

世の中にはいろいろな健康法が言われているが、最も大切なことは「小まめに体を動かす」ことだと報告されている。現代人は何の躊躇も疑問もなくエレベーター・エスカレーターを日常的に使用しているが、これは「小まめに体を動かす」という視点からみれば大…

現代人に必要なビタミンDとビタミンG

ビタミンDは前回のコラムで書いた通り、現代人は日光を浴びることを極端に避けるようになったことによるビタミンD不足が深刻な状態に陥っているという現状である。 そしてビタミンGはGroundingのGで大地つまり地球のことである。古来人類は数百万年前から太…

紫外線は本当に体に有害なのか?

夏が近づいてくるにつれて、紫外線対策などの情報がマスコミを中心に氾濫してくる。しかし本当に紫外線は私たちにとって有害なものなのか。紫外線が肌のシミやシワなどの原因になることは考えられる。しかし、紫外線の有害な面のみが強調され過ぎていないだ…

「人生100年時代構想」に思う日本人の平均寿命と健康寿命

昨年9月以降、「人生100年時代」という言葉を頻繁に耳にするようになった。政府は2017年9月に安倍総理を議長とする「人生100年時代構想会議」というものを立ち上げたのだ。この背景にあるのは日本の平均寿命・健康寿命が共に世界一であるという現実があり、…

「新型の頭脳流出?」-スマホ依存症は認知機能の低下を招くー

「頭脳流出:スマホを傍に置いておくだけで認知機能を低下させる。」と題する論文(The Consumer in a Connected World誌8月号)が発表された。 この論文によると、日頃からスマホを使用している520名の大学生の男女を対象とした研究で対象者を3群に分けて、第…

健康と病気は同じ連続体上にある②

去る3月のこの欄で表題①について書いた。これはアメリカの社会学者アーロン・アントノフスキーの理論であるが、英語オリジナルの表現は「健康」が”Ease”で、「病気」が”Dis-ease”という表現で説明されている。実は、この方が「同じ連続体上にある」という説…