常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

進化の過程における「共生」は神の絶妙な采配

地球上に生命が誕生したのは40億年前と云われている.40億年という気の遠くなるような時間の間に地球の環境は劇的に変化をしてきた.そして,この激しい環境の変化の中で神は絶妙な采配をすることで生命の存続を可能にしてきたと云える.その絶妙な采配の1つは「多様性である.多様性であったが故にある種は絶滅しても,ある種はその環境に適応することで生命を存続させることができた.もう1つの絶妙な采配は「共生である.種の間には激しい生存競争があったと考えられる.捕食・被食の関係は何時逆転するか分からない状態であったことだろう.こうした激しい生存競争の中にあって異なった種がお互いのメリットの為に共生相利共生)するという概念が生じたのは正にミラクルとしか思えない.

この相利共生の代表的なものとしては「イソギンチャクとクマノミ」が有名だ.イソギンチャクは触手に触れると毒を出して餌を確保するが,クマノミは特殊の粘液を出して皮膚を覆っているため毒の影響を受けないため,イソギンチャクの間に身を隠して外敵から身を守ることができるようだ.一方イソギンチャクの方はクマノミが触手の間を泳いでくれるため常に新鮮な海水が流れることで身を奇麗に保つことが出来るというメリットがあるようだ.

このような共生関係は常に双方がメリットのあるケースだけでなく,片方だけが一方的にメリットを享受している場合(片利共生)も多くあるようだ.生物の進化は,何と神の絶妙な采配の元で行われてきたのだろうか.