笑う門には“健康”来たる
昔から「笑う門には福来たる」と言われている。笑うことで頬の筋肉(頬骨筋)が収縮し脳を刺激することでβエンドルフィンが分泌され楽しい気持ちになるようだ。そして楽しい気持ちになることでストレスが解消され、さらにはナチュラルキラー細胞が活性化されて免疫力が高まることも分かっている。
笑うことによる頬骨筋の脳への刺激により脳がホルモンを分泌するというメカニズムであることから、作り笑いでも同様の効果が得られることも分かっている。疑う人は試しに自分で「笑顔」を作ってみることだ。「笑顔」をしてみると心が穏やかになり、気持ちが落ち着くことを自覚するだろう。悲しいことがあったり、落ち込んだりした時はとにかく「笑顔」を作ってみてはどうだろう。きっと、それまでの重い気持ちがなくなり、心が軽くなるに違いない。私は一人でいる時やお風呂に入っている時などは出来るだけ「笑顔」をつくる練習をしている。それだけで気持ちが軽くなる。中高年の男性はどうしても口元が下がってしまい、他人から見ると難しい顔に映ってしまいがちである。第3者に不愉快な気持ちを与えないためにも「笑顔」は大切だが、より大切なのは「笑顔」が健康に良いことだ。
昔から言われている「笑う門には福来たる」の福とは健康のことであろう。こうした昔から言われていることが最近の科学の進歩で次々に科学的に正しいことが証明されている。
「腹八分目」(最近の研究では7割ぐらいに食事の量を減らすと長寿遺伝子がオンする)
「寝る子は育つ」(成長ホルモンは夜寝ている時に分泌する)
「短気は損気」(怒るとストレスホルモンのコルチゾールが分泌されて血圧が上がる)