常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

生活習慣病について

最近、生活習慣病ということばがマスコミに頻繁に出ている。考えてみると、この生活習慣病ということば自体が滑稽なことばだ。生活習慣とはライフスタイルそのものともいえるので、今風に生きることが病気に直結するということなのだ。これはなんとも皮肉なことといえる。

人類始まって以来ほんの数十年前くらいまで、人間は飽食とは程遠い飢餓状態にあるのが常態であった。そのため人間の体の組織は飢餓状態に対応する体内物質は数種類存在するが、飽食状態に対応する体内物質はインスリンしか存在しないとのことである。つまり、人間の体の組織は現代のような飽食状態を予期して作られていないということなのだろう。

古代人は満複を得るために運動を強いられてきたが、現代人は満複による病を解消するために運動を強いられている。

現代社会はテレビを見ても、雑誌を見ても美味しいものの紹介ばかりで誘惑が多いが、食べすぎにはご用心、ご用心である。