常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

意を用いる(用意)ことの大切さ

太極拳に「用意不用力」という言葉がある。力を用いずに意を用いる、と云う事であるが、太極拳ではしばしばこの「意」と云う言葉が出てくる。力ではなく体の内部のエネルギーを引き出すことで敵を倒すことを意味しているようだ。そして体のエネルギーを引き出すのに”意“を用いるということのようだ。

我々の脳は意識するだけで電気活動が生じるが、意を用いることによる脳内の電気活動が、我々の体内に大きな影響を与えていると考えられる。

ベッドメーキングをしているホテル従業員が「体を動かしているので健康に良い」、と思って仕事をしている場合はそうでない従業員に比べて健康的である、との研究報告もある。

私たちの体は“意を用いる(用意)”だけでも、脳内の電気活動には大きな影響を与えて上述のホテルの従業員のように“ポジティブに意を用いる”と生きがい感や自己効力感(やる気)が増して、免疫力を高め自己治癒力が高まることが考えられる。

健康の3要素としては一般的に適度の運動、バランスのとれた食事、休養と言われているが、日々の生活の中で“ポジティブに意を用いる”ことも健康の要素としては大切だろう。