常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

世界の認知症患者数が2050年までに3倍増すると予測されることの意味

2月28日の読売新聞に「世界の認知症患者が2050年には現在の3倍増、1億3500万人になると予測されている」という衝撃的記事が載っていた。世界で最も早いスピードで超高齢社会に突き進んでいる日本も例外ではない。特別養護老人ホームへの待機高齢者が昨年52万人超となり、認知症による行方不明者数が年間1万人に達するなど深刻な状態だ。

こうした中、政府の対策だけでなく、認知症予防のためのさまざまな研究への取り組みが発表されてきている。私自身も今年古希を迎える年なのでこの問題は他人ごとではない。そうした思いで幾つかの論文に目を通しているが、やはり適度の運動は認知症予防に効果があるようだ。そして運動しながら頭を使うとさらに効果が大になると思われる。運動することで脳の血流が増え、血流が増えた状態で頭を使うことが認知症予防に効果が大きいようだ。

私は週2回太極拳を行っている。初心者の方は最初太極拳の動きを覚えるのに苦労しているようだが、そうした時、「今は大変な時ですが、脳は大変活性化しているのであきらめずに続けて下さい」と、何時も言っている。この脳の活性化は正に認知症予防にも効果があるのではないかと思っている。