健康維持の運動は日常生活でのちょっぴり工夫でも可能

健康寿命という言葉がある。介護などの必要がなく元気で自立して生きていることをいう。日本は平均寿命が世界で最も長い長寿国であるが、最近はこの健康寿命を如何に伸ばしていくかということにより注目するようになってきた。

適度な運動はバランスの取れた食事とともに健康寿命を伸ばすため大切なことは分かっていてもなかなか継続することが難しい。そこで先ず手軽なこととしてエスカレーターやエレベーターを使わずに階段を利用することを心がけてはどうだろうか。

階段利用だけでもバカには出来ない。都心で生活していると電車の乗り降りの時に階段を積極的に利用するだけでかなりの運動量を確保することが出来るからだ。アメリカの研究論文によると2.5段が１kcalの消費エネルギーに相当するとのことである。従って、都心などの通勤時に階段を使えば1日250段くらいの階段は日常の生活の中で確保でき、これだけで100kcalの消費エネルギーにつなげることが出来るはずである。

毎日実行していれば、下肢筋力の増強に効果があり正に1石２鳥といえる。要は実行可能なプランを日常の生活活動の中に組み入れていくことが継続につながるポイントではないかと思う。