常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

健康であることほど幸福なことはない

「幸せ」を構成する要素には幾つかある。社会的な地位、家族、仕事、お金などなど。しかし何と言っても最も重要な要素は「健康」だろう。病気で寝ていては、社会的な地位が高くても、優しい家族がいても、好きな仕事が出来ても、お金があっても幸福だと感じることができない。

「健康」を保つのに大切なことは適度の運動とバランスの取れた食事であると言われている。適度の運動を継続的に行うことが長寿に繋がっていることをハーバード大学のパッフェンバーガー教授らが長年の疫学的研究の結果から発表している。適度の運動とは一週間に2000から2500kcalの消費エネルギーを伴う運動のことを言っている。1日1万歩を歩くことが1週間に約2100kcalの消費エネルギーに相当するので1つ目安することができる。

この運動には楽な方法はない。運動とは、お金持ちでも社会的な地位の高い人でも健康を保とうと思えば、自ら汗を流さなくてはならないという平等なものである。中国の著名な高僧がある時畑仕事をして汗を流していたので、尋ねた人が「どうしてあなたのような高僧が畑仕事などしているのですか?若い修行僧にやらせれば良いではないですか。」と聞いたら、その高僧は「人にやらせたら私の修行にはならないでしょ」と答えた、とのことである。この事から禅の修業には「作務」というものが加えられる様になったそうだが、運動も同じことが言えるのではないだろうか。

ジムに通うのも大切だが、ジムに行かなくても電車では出来るだけ立ったままでいる、駅やビルの中ではエレベーターやエスカレーターを利用せず階段を積極的に利用するなど、自分の生活の周りで一番あった方法で継続可能な運動を見つけることが大切だろう。私は14階のマンションに住んでいるが、14階まで1日何回も階段を利用している。