常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

気候の変わり目の体調管理

    最近はやっと気候の変化が落ち着いてきたが、今年は特に日々の変化が大きく体調を維持していくのに苦労した人も多かったのではないだろうか。

 こうした気候変動が私たちの体内にも影響を及ぼすことは避けられない。何となく気分がすぐれないとか、体がだるいとか、日中に眠くなるなど体調の不振を訴える人が増える。私たちの体には交感神経と副交感神経からなる自律神経というものがある。体調の良い時には交感神経と副交感神経のバランスが均衡した状態にあるが、気候の悪い時や寒暖の差が大きい時には自律神経のバランスが崩れてしまい体調にも影響を与えてしまうようだ。

 こうした体調不振の時には15分程度の昼寝が有効だ。昼寝は長く取り過ぎると夜の睡眠に悪影響を与えてしまうため15分以上は禁物だ。私は通常昼寝をしないが、疲れた時には5分間椅子に座って目を閉じることにしている。5分間のためにタイマーをセットするのは面倒なので秒速ぐらいの早さで目を閉じながら300数えることにしている。5分間目を閉じるだけで頭が冴えて体が軽くなるので自分でも驚くほどの効果を実感している。

脳は人間の五感から受ける刺激の内、8割以上を視覚から受けていると言われている。従って、目を閉じて脳から入る刺激をカットするだけで脳のエネルギー消費量を大幅にカットできるため、例え眠らなくても目を閉じているだけで頭が再び冴えてくるという理屈だ。電車に乗って座っている時などぼんやりと外の景色を見ているぐらいなら、目を閉じて脳の省エネに努めることがお勧めだ。