常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

ファッション性と美的感覚

私は若い時からジーンズという物を着用したことがない。と言うよりも、むしろ敬遠してきた。その理由としては単純に自分の感性には合わない物だと思っているからだ。

特に最近の若者が着用しているジーンズは全く目を覆いたくなる。膝などのあたりを故意に引き裂いたような状態のまま着用しているのを見るたびに、ファッションとは言えどう理解したら良いのか全く理解に苦しむ。

私は美というものは絶対的なものだと思っている。美しいものは何時の時代でも美しいものであり、普遍的なものであると思う。しかるに、最近の若者が着用しているジーンズはどう評価したら良いのだろう。美しくても美しくなくても関係なく、ただファッションなら良いということだろうか。

街で見かける度になんとも複雑な気持ちになるのは私一人だけなのだろうか。

新年に当たって感じていること

新年を迎え1月生まれの私は73歳になった。自分では60代とあまり変わりないと思っていても体の内部では確実に年輪を重ねているようだ。高齢になると残念ながら体内ホルモンの分泌が衰えてしまうため、皮膚の艶もなくなり頭髪も薄く白髪が増えてきてしまう。従って若い時のような状態に戻せないのはやむを得ない。それだけに私は高齢者としてのいくつかの心構えが必要だと思っている。

先ず第1には服装は出来るだけ清楚で濃淡のはっきりしたカラーのものを身に付けるように心がけている。グレー系の物やジーンズなどは一切身に付けないようにして、濃紺・純白・赤・黒などはっきりしたカラーの物を身に付けるようにしようと思っている。これだけでも鏡に映った自分の印象が違って見えるから不思議だ。

第2には長髪や髭などを生やさないこと、そして第3には「笑顔」を忘れない事だ。笑顔は他人に好印象を与えるだけでなく自分自身の心も豊かになり健康にも良い。真に『笑う門には健康来る』であり、『福来る』である。

人生100年時代

 最近は「人生100年時代」という言葉を良く見聞きすることが多くなった。これはイギリスのグラットン教授の「THE 100-YEAR LIFE」というタイトルの本に由来すると言われている。この書物の中で教授は2007年生まれの子供の寿命が日本及び欧米の各国で100歳を超えると予測しており、その中でも日本は最長の1007歳と予測されている。こうした事もあり、政府も安倍総理を議長とする「人生100年時代構想会議」というもの2017年9月に立ち上げたこともあり、一挙にマスコミなどでも取りあがられるようになったと思われる。

 しかしながら、世の中の動きや若い人たちの生活スタイルを見ていると「本当に人生100年時代が実現するのだろうかと疑問に思うのは私だけだろうか。

世の中の動きは益々利便性を求めて研究が進んでいる。「出来るだけ便利で・迅速で・快楽に」が先端技術の研究者の中では万人が認める無言の内でのテーマなのだろう。しかし、忘れてはならないのはこうした事が人間の体内における細胞たちへの計り知れない影響だろう。人の体内はある意味ではデジタルであり、ある意味ではアナログである。人類は数百年前に誕生して以来食物を得るために日常的に体を動かしていた。こうした意味からも常に筋肉を適度に動かしていることが必要といえる。

 こうした事を踏まえて都内の駅の階段には階段の利用を勧めるメッセージが書かれるようになったが、ほとんどの人には無視されて皆エスカレーターやエレベーターの方に集まっており、こうしたメッセージが寂しく白々しく映っている。また、スマホを片時も離さないでいることでスマホ依存症とも思える状態の現代人は「新型の頭脳流出」と言われる研究論文が発表されるようにスマホなしではひと時も過ごせない状態になりつつあることなどを考えると、2007年生まれの世代に「人生100年時代」が到来するとは考えにくい。

 もう少し適度に体も頭も動かす生活スタイルが世の中に普及することを願う。

こまめに動かす事が健康維持の基本

『定期的に適度な運動をすることは健康維持のためにはもちろん大切なことだが、日頃からこまめに体を動かすことが大変重要なことで、長時間座った状態を続けていると、心疾患、糖尿病そしてガンのリスクが高まることが分かってきた。』

以上はアメリカがん協会の研究者らによって123,000人の中高年の男女を対象に行った長期間の調査から判明したものだ。14年間の長期調査から長時間座っている女性はそうでない女性と比較して34%死亡リスクが高まり、男性の場合は17%高まるとの事である。

なぜ長時間座ったままで過ごすことが体に悪いのか。このレポートによると長時間足の筋肉を休ませていると血糖値が上がり、善玉コレステロールHDL値が下がるため心疾患のリスクが高まるとの事である。

現代人はデスクワークが多く長時間座ったままでいることがどうしても多くなっている。意識して立ち上がって足の筋肉を適度に動かすようにすべきだろう。そうした意味からも通勤時などは積極的に駅の階段利用をすると良い。そうすれば日頃なかなか運動をする時間のないサラリーマンの人も特にジム通いをしなくても通勤の往復に駅の階段を利用するだけで十分に下肢筋力を強化することが可能である。

骨折り損の健康儲け

世の中にはいろいろな健康法が言われているが、最も大切なことは「小まめに体を動かす」ことだと報告されている。現代人は何の躊躇も疑問もなくエレベーター・エスカレーターを日常的に使用しているが、これは「小まめに体を動かす」という視点からみれば大変大きなロスと言える。特にジム通いをしなくても日常的に階段利用をするだけでも下肢筋力の強化、心肺機能の向上、バランス感覚の向上そしてダイエット効果など幾つかの観点から大きな健康効果が期待される。日常生活の中で面倒がらず・楽をせずに体を「小まめに体を動かす」(骨折り)ことが結果的には健康維持(健康儲け)に繋がると言える。

日本全国にエレベーター・エスカレーターの数はどのくらいあるのだろうか。膨大な設備と維持費と電気代が使用されながら、国民の健康増進の機会を奪い医療費の増大にまで貢献してしまっていることを思うと言葉を失う。

国や自治体は率先してエレベーター・エスカレーターの利用者を高齢者や病弱者など必要としている人に限定して一般の健常者は階段利用を推奨するようにしてはどうだろう。

 

現代人に必要なビタミンDとビタミンG

ビタミンDは前回のコラムで書いた通り、現代人は日光を浴びることを極端に避けるようになったことによるビタミンD不足が深刻な状態に陥っているという現状である。

そしてビタミンGはGroundingのGで大地つまり地球のことである。古来人類は数百万年前から太陽光を浴び裸足で大地を歩き回るという生活をしてきた。しかしながら、ほんの半世紀ぐらい前から人は合成樹脂やゴムなどを使用した靴を常用するようになり、大地とは絶縁するような生活をするようになってきた。

現代人が肥満や糖尿病などの生活習慣病に悩まされるようになったのは単に運動不足や豊富な食べ物の過食だけでなく、こうした自然との断絶にも原因があるようだ。

大地に接することはアーシングとも言われるが、近年多くの論文が発表されている。裸足で大地に接触することで体内に蓄積した電子を放電することが出来そして大地のエネルギーを得ることもできる。特に、現代人はスマホや様々な電化製品に囲まれた生活の中で沢山の電磁波に晒された生活を余儀なくされている。しかるに、ほんの半世紀前ぐらいから太陽光を極端に避けて、靴を履いて大地との接触を断絶した生活を始めて現代に至っている。

現代人の利便性の高い快適な生活は何事にも代えがたいが、私たちの生活の中にもう少し自然との接触が必要なのではないだろうか。

           “病気は突然現れるものではない。病気は自然に対する我々の日々の

           小さな罪の積み重ねである。自然に対する罪が次第に大きくなると、

           病気はある日突然現れるのである。

                       (ヒポクラテス

     

紫外線は本当に体に有害なのか?

夏が近づいてくるにつれて、紫外線対策などの情報がマスコミを中心に氾濫してくる。しかし本当に紫外線は私たちにとって有害なものなのか。紫外線が肌のシミやシワなどの原因になることは考えられる。しかし、紫外線の有害な面のみが強調され過ぎていないだろうか。

近年、世界中の人がビタミンD不足に陥っていることは数多くの論文より発表されている。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため骨を丈夫にすることは良く知られている事だが、最近の論文では血管・筋肉・免疫細胞の強化だけでなくがん予防の効果*1も報告されている

5月25日(金)から27日(日)までの3日間大阪の国際会議場で抗加齢医学会総会が開催されたが、「光環境とエイジング」と題するシンポジウムも開催されていた。数名の先生方が講演されたが、その中で私に印象付けた言葉が「内的老化と外的老化」という表現だった。

「内的老化」とはビタミンD不足による様々な体の内部の炎症の結果最終的にはがんを誘発するという事であり、「外的老化」とは紫外線による皮膚のダメージによるシミやシワということである。

どちらを優先すべきかは自ずから明らかだろう。

*1:今年3月に国立がん研究センターからも論文が発表された。