常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

正しいマスクの着用について

本格的な冬の寒さが近づきつつある中でコロナ禍の第3波が心配されているが、マスクの効用について考えてみた。

私たち日本人は冬になるとマスクを着用することが当たり前のように育って来たので、欧米人に比べてマスクの着用に抵抗はない。実際テレビで欧米の人々の様子を見ると、マスクをしている人が少ないのに比べ、日本ではほとんどの人マスクを着用している。

この違いが、欧米諸国と比べて日本での感染者の少ない理由の一つかもしれない。

マスクの効用について独立行政法人国立病院機構東京病院呼吸器センターの永井英明先生によると;

   ①感染リスクを下げる。

   ②無意識に手で鼻や口を触るのを防ぐ。

   ③気道の乾燥を防いで粘膜を守る。

   ④感染していた場合、飛沫によって感染させるのを防ぐ。

の4つを挙げている。上記の①~③はマスク着用者にとっての効用であり、④は他人へ感染させるリスクの予防効果である。

 

私は上記の4点の中で特に③について注目している。確かにマスクをしていると自分の呼気に含まれる湿気が呼吸する度に気道の乾燥を防ぐ役割を果たしているのだろうと思っている。従って、マスクは必ず鼻までカバーしていなければならない。

ところが、前述のように日本ではほとんどの人がマスクを着用しているが、時々鼻を出してマスクをしている人を見かける。これでは全くマスクを着用している意味がないといえる。

 

正しいマスクの着用の仕方を専門の先生方からテレビなどでコメントしてほしいと、鼻を出してマスクをしている人を見るたびに痛感している。