常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

新型コロナウイルス後の社会構造変化

今年に入ってから始まった新型コロナウイルス問題は私たちの社会構造に大きな変化をもたらしている。今まであまり聞かなかった「リモートワーク」や「ステイ・ホーム」、「ウーバーイーツ」などの言葉が毎日当たり前のように使用されている。
こうした新しいライフスタイルを象徴する言葉の陰には当然のことながら、さまざまなビジネス社会への影響が生じてくるだろう。例えば「リモートワーク」が当たり前になってくれば、都心のオフィスにまで毎朝通勤する必要がなくなり、より効率的に時間を使うことが可能となる。また、企業の方もオフィスを家賃の高い都心に置く必要もなくなる。そんな事を思っていたら、人材派遣会社のパソナが本社機能を淡路島に移転すると発表した。社員約1000人も来春までに淡路島に異動するとの事である。こうした傾向は他の企業にも今後大きな影響を与えるだろう。

このコロナウイルスの問題で大きな打撃を被っている企業が沢山出ていると思われるが、この危機をチャンスと捉えて積極的に投資をしていく企業も出てくると思われる。こうした社会構造変化は少しづつ確実に起こって来ると思われ、10年後、20年後に振り返って見ると今まで想像も出来なかったような地殻変動が生じていたのだと気づく時が来るかもしれない。

緊急事態宣言と階段利用者数の関係

私は緊急事態宣言中の4月22日のブログで、日課にしているマンションの階段の昇降中に今まで一度も経験したことがない同じマンションの住人に出くわすことが多くなった」と書いたが、その後どうなったのかについて述べたい。

残念ながら、答えは「以前の状態に戻ってしまった」と、いう事である。

今の私の気持ちとしては以前のように静かになったという気持ちと同時に少し残念な思いもある。階段の昇降の健康効果については過去何回かこのブログ(2018年10月、11月および2020年5月)に書いてきたが、現代社会では日常生活の中でエレベーターやエスカレーターを使用せずに階段利用に徹するだけでも十分な運動効果が得られると思うからだ。

記憶に残る中南米の国③:南北アメリカ大陸の間に浮かぶカリブ海諸島

カリブ海には数十の小さな島々があるが、比較的大きくて良く知られたキューバスペイン語圏)、ジャマイカ英語圏)、ハイチ(フランス語圏)、ドミニカ共和国スペイン語圏)、プエルトリコアメリカ合衆国領)などの他に西インド諸島と呼ばれる小さな群島がある。

 

そしてこの西インド諸島の中でも特に私の記憶に残っているのがセント・マーチン島である。  この島の大きさは東京の町田市より少し小さいぐらいの面積の島であるが、南北に分割されており北側はフランス領、南側はオランダ領になっており、空港はオランダ領側にある。私が初めてこの空港に到着した時はもう日が暮れていたので、税関を済ませて直ぐにタクシーに乗車してホテル名を告げたまでは良かったのだが、少し行くと周辺の景色が建物も明かりもない山道に入ってきたので、少しずつ不安になってきたことを今でも鮮明に覚えている。そして、不安な気持ちを抱きながらもしばらくすると辺りの景色が町らしくなってきたので、安堵していると間もなくホテルに到着した。しかし、安堵したのもつかの間、空港ではオランダ語が使用されていたのに、到着した先のホテルではなんとフランス語が使用されていたのだ!! つまり、私は島の南側の空港から山を乗り越えて北側の町にあるホテルに辿り着いたのである。カリブ海には数十という島々があるが、ハイチ共和国ドミニカ共和国のように一つの島に二つの国が存在しているケースはある。しかし、このような小さな島が二つの国(オランダ領とフランス領)に管理されている島は他にはない。

 

こうした実態を知ると、15世紀末にコロンブスの新大陸発見を機に始まった大航海時代におけるヨーロッパ諸国の覇権争いの痕跡が美しいカリブ海の諸国に今も残っている事実に驚かされる。

記憶に残る中南米の国②:アマゾン川中流にある都市マナウス市

マナウス市はアマゾン熱帯雨林地帯のほぼ中央部にあり、人口200万人の都市である。他のブラジルの都市と違い、マナウス市は非課税で電化製品などが購入できる特典があるため、ブラジル全土から消費財のショッピングのために多くの観光客が訪れている。

この町は19世紀末頃からアマゾン地方のゴム・ブームにより繁栄した町で,市内には大聖堂やオペラハウス (テアトロアマゾナス) などの壮大な建物が残されている。

私はパナマ市に駐在していた頃にこのマナウス市を訪問したことがあるが、最初の印象はこのような大きな都市がアマゾン川中流にあることにまず驚いた。そして休日の日にアマゾン川観光に参加したことがあったが、その途中でガイドがジャングルを案内してくれた。そしてそのガイドがジャングルの中で4~5メートル上方に無数に引っかかっているゴミを指さして、雨期になると川の水面の高さがあそこまでになることを教えてくれたので、大変驚いたことを覚えている。

この事を現地の日系人の知人に話をしたところ、彼の祖先が最初にこの町に移住した頃、雨期になるとアマゾンの水嵩がかなり高くなることを聞いていたので、高床の家を用意していたようだが、ある時夜寝ているとひたひたと水の音が耳元で聞こえてきたので、目を覚ましたところベッドの高さまで水が侵入してきたので、慌てて屋根に上って救われた事があったようだ、と彼が話してくれた。

アマゾン川の水量の多さはある程度は分かっていたつもりだが、雨期と乾期の水量の差のすごさには新ためて驚かされた思いがした。

記憶に残る中南米の国①:世界最高地にある国際空港

毎日がコロナで明けコロナで暮れる日々が続いているので、今回から話題を変えてしばらくの間、現役時代に30年近く海外駐在員として仕事をしてきた中で経験した記憶に残っている思い出について書いてみたい。

 

南米大陸の中間辺りにボリビアという国がある。周りをペルー、チリ、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの5ヵ国に囲まれ、アンデス山脈も通っていることから、6000メートル級の山も複数ある高地である。

私が30代の頃に2回ほどこの国の中心都市ラパスに出張したことがある。その頃はあまり予備知識も無く訪問したので、飛行機が空港に到着した時、機内アナウンスでこの空港が海抜4000メートル超の高度にあるので、ゆっくりと注意深く歩く必要があることを聞かされ、驚いた。機内アナウンスではさらに空港内には酸素ボンベが用意されているので気分が悪くなったら、申し出るようにとの事であったので急に不安になったことを記憶している。

空港での手続きをゆっくりと行ってから、目的地のラパスまでタクシーで行ったのだが、なんとラパスは4000メートル超の空港からすり鉢状になった底の方に約500メートルほど下ったところにあったのだ。

想像してみて頂きたい!!富士山より高い高地に旅客機が発着できるほどの広さの滑走路があり、そこからすり鉢状に500メートルほど下ったところに住民が住む町があるのがラパスという町なのだ。従って、ここでは一般的な常識が反対である。一般的にはお金持ちは高地に住むが、ここラパスはさらに低い土地に高級住宅がある。そして、貧しい人達は空港近くの高地に住んでいるのだ。

私は低地から一挙に4000メートル超の高地に降り立ったので、高山病にならないように気を付けながら仕事をしていたが、二日目の夜には体調を崩してしまいホテルにドクターに来てもらうことになってしまった。幸い軽い高山病であったので、仕事には差し支えなかったが、翌日取引先の人と話をしているとテニスをしたり、普通の運動をやっているとの事で地元の人はさすがに肺の構造も変化しているのだろうと驚いた。車はアメリカからの輸入車の様だが、ボリビア向けには低酸素でもエンジンの性能が落ちないように改造してから輸入しているようだ。

私は沢山の海外の国を訪問したが、ボリビアは強く記憶に残った国の一つだ。次回も別の国の印象について書いてみたい。

 

階段降りの健康効果

先に日頃から階段の昇降を続けることの健康効果について述べたが、今日は特に階段の降りの健康効果について述べたい。

階段の降りは昇りに比べて運動効果は少ないように思われがちだが、実際には降りは昇りでは得られない大切な健康効果がある。それはバランス能力向上効果である。

私たちは普段あまり気にせずに階段を降りているが、実は体の中では体のバランスを崩さないように足の裏の神経から脳神経に至るまで筋肉、関節などを通じて微妙に高速通信を行いながら体のバランスを調整しつつ、体を一段ずつ降ろしているのである。この時残った後ろの足一本で体のバランスを支えている筋肉が速筋(白筋)である。階段降りは速筋(白筋)の筋トレも行っていることになるので、ゆっくり降りる方が筋トレ効果も高まるといえる。                                            この当たり前のように階段降りをしている私たちの脳が如何に微妙に体のバランスを維持しようと活性化しているかは、階段を降りる人型ロボットが未だに存在しないことを見ても明らかである。つまり現代の最先端の技術を屈指しても不可能なことを人間の脳が可能にしているという事だ。

但し、注意しなければならないことは階段降りは特に集中して行わなければいけない事である。バランスを崩して階段を踏み外すようなことがあると、大変な事故になる可能性が高いので、くれぐれも"ながら降り”などをしないことだ。

階段昇降の運動効果を纏めると①下肢筋力の強化②バランス能力向上効果③認知機能の活性化④心肺機能の強化などが考えられる。

                                       骨折り損の健康儲け”

 

最近階段利用者が増えている??

私は現在マンションの14階に住んでいる。2006年にアメリカから帰国以来このマンションに住んでいるが、毎日1回は運動のため昇降を繰り返してきたのですでに14年になる。その間、マンションの住人に階段で出会うことはただの1度もなかった。

14階まで階段を昇ることはかなり厳しい運動であるので、始めた当初は7階辺りでしばらく休憩をしていたが、その内休みなく一気に14階まで昇ることが出来るようになった。降りは昇りに比べて楽なため運動量は少ないが、昇りと降りは足の筋肉の使い方が違うので降りも必ず行っている。

この14年間毎日の日課になっていたマンションの階段の昇降時に最近異変が生じている。

それは昇降時にマンションの住人と出くわすようになったのだ。それもほぼ毎日のようにである。

これも新型コロナウイルスの問題の影響なのか。確かにこのような状況が続くと複数の人とエレベーターの中で一緒になることに気を遣う。

理由はどうであれ、階段の昇降は大変良い運動になるので結果オーライと言えるかも知れない。