常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

「呼吸」とは人生そのもの?

呼吸とは吐いて)、吸うと書く。私たちは生まれてきた時母親の子宮の羊水を吐き出して生まれ、最期に息を引き取って死を迎えるという。私たちの人生は正に呼吸という字の通り吐いてスタートし、吸って終わるといえる。

しかしながら、私たちは呼吸とは吸って吐くというイメージが強い。それは昔、子供の頃に公園などでよく聞いていたラジオ体操のあの「吸ってー吐いて―」という掛け声が影響しているのだろうか。

私は自分の太極拳教室では八段錦という呼吸法を伴った気功も行っているが、呼吸とは吐くことであることを力説している。呼吸は自律神経とも関係しており、呼気は副交感神経、吸気は交感神経と関係していることから、吸う息の3倍くらいの時間をかけてゆっくりと出来るだけ長く吐くことで副交感神経が高まり、気持ちも安らいでくることを実感してもらっている。

呼吸とは、無くては生きていけない上に呼気で始まり吸気で終わるという人生そのものを表している。