常楽さんの健康ブログ

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記憶に残る中南米の国②:アマゾン川中流にある都市マナウス市

マナウス市はアマゾン熱帯雨林地帯のほぼ中央部にあり、人口200万人の都市である。他のブラジルの都市と違い、マナウス市は非課税で電化製品などが購入できる特典があるため、ブラジル全土から消費財のショッピングのために多くの観光客が訪れている。

この町は19世紀末頃からアマゾン地方のゴム・ブームにより繁栄した町で,市内には大聖堂やオペラハウス (テアトロアマゾナス) などの壮大な建物が残されている。

私はパナマ市に駐在していた頃にこのマナウス市を訪問したことがあるが、最初の印象はこのような大きな都市がアマゾン川中流にあることにまず驚いた。そして休日の日にアマゾン川観光に参加したことがあったが、その途中でガイドがジャングルを案内してくれた。そしてそのガイドがジャングルの中で4~5メートル上方に無数に引っかかっているゴミを指さして、雨期になると川の水面の高さがあそこまでになることを教えてくれたので、大変驚いたことを覚えている。

この事を現地の日系人の知人に話をしたところ、彼の祖先が最初にこの町に移住した頃、雨期になるとアマゾンの水嵩がかなり高くなることを聞いていたので、高床の家を用意していたようだが、ある時夜寝ているとひたひたと水の音が耳元で聞こえてきたので、目を覚ましたところベッドの高さまで水が侵入してきたので、慌てて屋根に上って救われた事があったようだ、と彼が話してくれた。

アマゾン川の水量の多さはある程度は分かっていたつもりだが、雨期と乾期の水量の差のすごさには新ためて驚かされた思いがした。