常楽さんの健康ブログ

健康について考えるブログです。

階段降りの健康効果

先に日頃から階段の昇降を続けることの健康効果について述べたが、今日は特に階段の降りの健康効果について述べたい。

階段の降りは昇りに比べて運動効果は少ないように思われがちだが、実際には降りは昇りでは得られない大切な健康効果がある。それはバランス能力向上効果である。

私たちは普段あまり気にせずに階段を降りているが、実は体の中では体のバランスを崩さないように足の裏の神経から脳神経に至るまで筋肉、関節などを通じて微妙に高速通信を行いながら体のバランスを調整しつつ、体を一段ずつ降ろしているのである。この時残った後ろの足一本で体のバランスを支えている筋肉が速筋(白筋)である。階段降りは速筋(白筋)の筋トレも行っていることになるので、ゆっくり降りる方が筋トレ効果も高まるといえる。                                            この当たり前のように階段降りをしている私たちの脳が如何に微妙に体のバランスを維持しようと活性化しているかは、階段を降りる人型ロボットが未だに存在しないことを見ても明らかである。つまり現代の最先端の技術を屈指しても不可能なことを人間の脳が可能にしているという事だ。

但し、注意しなければならないことは階段降りは特に集中して行わなければいけない事である。バランスを崩して階段を踏み外すようなことがあると、大変な事故になる可能性が高いので、くれぐれも"ながら降り”などをしないことだ。

階段昇降の運動効果を纏めると①下肢筋力の強化②バランス能力向上効果③認知機能の活性化④心肺機能の強化などが考えられる。

                                       骨折り損の健康儲け”